育成年代の「今」やらなければならないのは

育成年代の男女の差、特に小学生年代はさほど変わりません。
ただ、ここから筋肉量であったり骨格の違いで男女の差が出てくるんだと思います。
筋肉の絶対量が男子とは異なるのですからパワーやスピードが劣るのは仕方がない事です。
ならば女子選手は今なにをトレーニングをしなければならないのか。
それは機敏な動き、敏捷性すなわちステップワークの能力を高める事が大切です。
実際、トップレベルの女子選手を見ているとサッカーに必要なステップワークはスムーズです。
トップレベルではない普通の選手と比べたら一目瞭然です。
ちなみに普通の選手とはWEリーグに所属するプロ選手の事で、要するにプロ選手の中でもその差は大きいのです。
そして、その差を生むのは俊敏性なのです。
※敏捷性(びんしょう)は動作の素早さに関する能力、アジリティ
※俊敏性(しゅんびん)は判断を伴って、あらゆる方向へ素早く動く、クイックネス
頭で考えて体を正確にコントロールするためには敏捷性+俊敏性が高くなければなりません。
今はボール扱いが上手かったり、身長が大きかったりでアドバンテージがありますが将来を見据えたトレーニングを「今」しなければ直ぐに頭打ちになってしまいます。
だからこそ育成年代の指導者は「今」では無く、次のステージで通用する指導を考えなければならないのです。
育成年代の指導者は選手の将来像のイメージを持って指導に当たらなければなりません。
チャンピオンシップに勝つことも大切です。
ですが、目の前のチャンピオンシップよりも育成に携わった選手が将来、大舞台で活躍する方が何倍も楽しめますよ。
それは男子も女子も関係ないのです。
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