判断の材料

育成年代の子供達の試合を見ていると指導者の方が「判断しろ」と叫んでいる声をよく聞きます。

しかし選手達を見ていると何も変わらないプレーです。

何を判断するのだろうと思ってしまいます。

そもそも判断をさせる材料を普段、与えているのか疑問です。

目的は何なのか、その目的を達成する為の手段は何なのか。

そういう考えがあるからこそ選手達は考えて判断ができるのだと思います。

普段のトレーニングで教えすぎても駄目ですから塩梅は非常に大切なのです。

「こういう事ができるよ」といくつかの方法を提示してゲームの中で選手に選択させるのが手っ取り早いです。

相手によって、状況によって選手達は自分の、自分達のプレーを判断するのです。

その判断が正解なのか間違っているかをジャッジしてあげるのがコーチの役割だと思うんです。

何も提示しておかないで「判断しろ」とはコーチのエゴでしかありません。

スクールではプレーのいろんな方法を指導しています。

スクール生達が自分のチームの試合の時に自分で考えてプレーを選択してくれるようになってくれたら良いのです。

そんなトレーニングをいつも考えています。