京都府トレセンでトレーニングしてきました

先日、京都府トレセンUー12のトレーニングを指導する機会を頂きました。

実に20年ぶりの事でした。

当時はサンガのアカデミーのコーチでしたので若さだけでコーチングの本質など分かっていないコーチングだったと思います。

それでも、その時の選手達は大勢がJリーガーとなりました。

今でも現役でバリバリ活躍している選手もいます。

当時と違って練習場は人工芝で今の選手達は本当に恵まれていますね。

こちらに帰ってきて、関西サッカー協会の方にあの頃と違って京都の育成年代のレベルが関西でも上位ではないと聞かされました。

こんなに良い環境がありながらレベルが上がっていないのは本当に勿体無い。

指導者のレベルが上がらないと選手のレベルが上がらないのは今も昔も変わりません。

その辺りを考えないと選手に申し訳ないですからね。

普段、スクールでやるトレーニングをしました。

スクール生よりも学年が一つ二つ上なのですが初めてやるトレーニングだったようで相当、戸惑っていました。

トレーニングと言っても特別なトレーニングではなく、ごく一般的なトレーニングだったのですが・・・。

ボールの蹴り方、ボールの止め方がバラバラで基本的な技術が高くなかったのが印象的でした。

そして一番驚いたのがゲームになると全員がボールに寄ってしまう事でした。

いろんな部分を修正、改善させながらやったので考えていたメニューの半分しか出来ませんでした。

選手のレベルがどうのと言うつもりは全くありません。

ですが京都トレセンとしての方向性が残念ながら見えませんでした。

どんな選手を育てたいのかという京都トレセンとしての明確なビジョンはあるのでしょうか。

いろいろなクラブに所属している優秀な選手が集まってトレーニングするのがトレセンです。

だからこそトレセンはレベルの高いトレーニングが必要なのです。

当然ながらトレーニング後のトレセンコーチ達とのディスカッションでは厳しい事を言いました。

主役は選手達なのですからコーチが学ばなければいけないのです。

うるさいジジィと思われようが伝えなければいけないのです笑

選手達は上手くできないながらも楽しく練習は出来たと思います。

それは写真の笑顔が物語っています。

上手くなればサッカーは楽しくなります。